Interview 第6回 K・BLUE

THE BLUE Spirits インタビュー第6弾は、K・BLUE株式会社・代表取締役社長 北谷貞治さん。
「営業とは人生そのもの」そう語る北谷さんは、ブルーに導かれ、ブルーと共に歩んできたような人生だとお話してくださいました。常に出会った方の相手の立場の立ち位置でものを考えたり思いを馳せたりする。そこは一貫して変わらない営業スタンス。そんな北谷さんのブルーにまつわるお話から、仕事に対する思いをたっぷりとお伺いしました。

──まず最初に、北谷さんにとってブルーとはどんな存在でしょうか?

北谷さん 今振り返ってみれば、小さな頃からブルーに囲まれていましたね。幼少の頃はすごく絵が好きで、小学校の頃の将来の夢は漫画家だったんです。藤子不二雄が大好きで、絵を真似をして漫画もいっぱい描いていました。藤子不二雄といえば、代表作のドラえもんが大好きで。ドラえもんといえば青ですよね。青といえば、野球は中日ドラゴンズのファンだったので、ドラゴンズもブルーでした。

ブルーとの出会いというのは、そういったところからで、ブルーを意識しているわけではなくて、ドラえもんが好きで、中日ドラゴンズが好きというところで、共通項は青だなと。
その後、社会人になって地元にサッカーチームができたのがジュビロ磐田で応援するようになって。そのチームカラーがサックスブルーなので、やっぱりブルー。

その頃からブ意識してブルーのものを身に付けたり買ったり、生活の中に取り入れるようになり、現在に至ります。会社名をK・BLUEにしたのもそういった流れからです。

──社名をK・BLUEにした由来や、込めた意味はありますか?

北谷さん Kは北谷のKですけど、私がK・BLUEを作ったのは5年前なので、その頃には意識としてはブルーはラッキーカラーであり、自分のカラーでもありますし、ブルーに導かれてここまで来て、おそらくこれからもずっと自分と一緒に寄り添っていくカラーですね。生きている限りは、ずっとブルーに囲まれていると思います。

──K・BLUEになるまでのお話もぜひお聞きしたいのですが、最初に銀行に入られて、その後KONAMIへ行かれましたが、全く業界が違う会社へ行かれたのは、何かきっかけはあったのでしょうか?

北谷さん 銀行は新卒として就職するには、安定した企業で将来的なことも考えて入ったのですが、当時の銀行は、ほとんど自由がきかないお堅いお仕事だったんです。お金を扱うから当然なのですが、自分のユニークさや独創性を発揮できる業界ではなかったんですね。今はもう少し違うと思いますけど。
そういった中で仕事をすることが、息苦しくなってしまって。すごく縮こまって仕事をしていたので、両手両足を伸ばして自由にお仕事がしたいと思い、ご縁をいただいたのがKONAMIです。ゲーム業界だったのは、本当にタイミングで、たまたま、その時にご縁があったんです。

──その後、数社を経験されて、独立起業されていますが、独立しようと思った経緯や、きっかけがあれば、お話いただけますか?

北谷さん 銀行時代を含めてお勤めは4社で、そのあと住友生命に入るのですが、そこから個人事業主としてスタートしました。生命保険に入った理由は、私は一生涯、仕事をしていきたいと思っていたので、保険生損保の募集人の資格であったり、ファイナンシャルプランナーの資格であったり、一生涯使える資格を持ちながらお仕事をできればいいなと思っていました。

さらに今までの営業経験やスキル、人脈など、そういったところをもっともっとお仕事に繋げていきたいと思うようになり、営業コンサルティングのK・BLUEを5年前に起こして、独立したという経緯になります。
そこからは「営業」というお仕事であれば何でもお手伝いしますよ、というスタンスでやっています。

もっというと、営業は売上に直結しますよね。研修のようなコンサルティングではなくて、私は商品を1つでも売ることができるようなフロントに立った営業のコンサルティングで、お客様のお役に立てるような価値を提供したいと思っています。

──北谷さんにとって「営業」とは何でしょうか?営業は天職だと思ってらっしゃいますか?

北谷さん まさに天職ですね。営業は楽しいですし、無限です。無限という言い方はおかしいかもしれませんが、要は繋がりは無限ということです。
私の一番根底にあるのは、お仕事はすべて人脈での繋がりだと思っていますので、そういった新しい人脈が毎日毎日生まれていっているわけです。

それは営業としての活動であったり、営業として私を認めていただいている、中間に入ってくれるような業者さんや、紹介業者さんなどもいらっしゃいますし、そういった私を取り巻いていただいている方がどんどん人脈を広げていただき、なおかつ私の方も人脈がさらに広がっていっていくので、そういったところがすべて営業というものをなくして繋がっていかないものですから。

営業とは、何か物を売ってくるとか、何かを獲得するという意味もあるかもしれませんが、私にとってはもっと広義な意味での営業で、人とお会いして、人とお話をするというのも、すべて営業です。
先ほどもいいましたが、無限というか、際限のないお仕事ですね。

──営業は無限。確かにそうですね。

北谷さん 私が思う広義の営業といったものに関しては『人生そのもの』なんです。
人との出会いだったり、人脈といったところは、私自身の売り込みであったり、会社の売り込みでもありますが、人が生きていく上で営業は切り離せない行為として捉えています。その一部として具現化しているのがK・BLUEの営業なのかもしれません。
さまざまな方と繋がっていくことは、自分の中で、勝率など出したことありませんが、1割あるかないかぐらいだと思います。
なので、自分の中での生涯の営業活動といったものは、人脈づくりや、出会いに費やしていくことだと考えていて、いつもそんな思いで営業をしています。

常に出会った方の相手の立場の立ち位置で
ものを考えたり思いを馳せたりする

──北谷さんが営業というお仕事をされている中で、大切にしていることは何でしょうか?

北谷さん これは親の教えもありますが、常に出会った方の相手の立場の立ち位置でものを考えたり思いを馳せたりしています。それは今まで一度も崩したことはないですね。

もちろん、自分といったものもありますし、K・BLUEという会社もありますし、そこにはアセットもあれば、武器もあります。こちら側はこちら側であるのですが、それはあくまでもこちら側のお話なので、すべては相手側に立っての考えや思いといったところからスタートします。そこから営業していくので。

営業というのは、それだけでその人との関係は終わらない可能性がすごくあるんです。
私の持っている人脈に、相手がお声をかけてきてくれるので、相手先のお立場になって、何かお役に立てることはないか、どこまでできるかなというところをいつも考えますね。ですので、もし私だけでは太刀打ちできないものがあたったら、私の周りにはそういった仲間たち、つまりステークホルダーとか、パートナーもいっぱいいるので、そういった方たちとお繋ぎしたり、協業したりしながら、お役に立てればと思っています。

──相手の立場に立って考える時に、心がけていることはありますか?

北谷さん それでいうと、何かすごいテクニックやポイントがあるわけではないんです。
これまで多くの方とお会いしてきたり、大企業で仕事を任されたり、中小企業でもお仕事をしてきた中で、ずっと一貫して営業をやってきた人間として、培われたものが自分の中にあるんです。
なので、一回お会いすると、だいたいその人のことがわかっちゃうんですね。目線であったり、仕草であったり、口癖だったり。私はけっこう相手のことをよく見てわかってしまうので、相手の立場に立ちやすいんです。

これまで営業職で多くの方とお会いしてきて、自分の中に経験値もデータもすごく蓄積されているのだと思いますね。

──K・BLUEを立ち上げた時は、もうそのデータが相当蓄積されていた状態で立ち上がったのでしょうか?

北谷さん そうですね。あとは有難いことに、私にはすごく味方が多いんです。
困った時に助けていただくとかいう単純な味方ではなくて、私にはどうにもこうにもならないといったことも、一緒に歩んでくれる方々がたくさんいます。

お客様からのご依頼で、繋がりたい方がいたとして、自分のデータベースの中にこんな人いたな、という人に連絡しなきゃいけないというようなオファーがあったりします。
古い昔に出会ってすごいご無沙汰しているけれども、自分のデータベースの中でいったらあの人だなって思ったら、ご無沙汰しています、とご連絡をしてお話をしていくと、皆さんほぼ快く受け入れてくださるので、これまでに積み重ねてきた味方になってくれる人たちがすごく多くて、本当に感謝しています。

──北谷さんがこれまで活動してきた中で、あの出来事があったから今がある、といったようなエピソードがありましたら、お聞かせいただけませんでしょうか?

北谷さん いっぱいありますね。いっぱいあるので、忘れちゃってます(笑)。というか、全部が全部、きっかけだったりするんです。例えば、あそこで青信号で渡ったらあの人と出会わなかったけど、赤信号で止まっていたから、偶然あの人と出会ったというような、そんなことの繰り返しなんです。
もしかしたらすべてをそういうきっかけだという風に置き換えているかもしれないですね、私自身が。

今もこうしてお話している時間があって、今日の1日が進んでいきますよね。この時間に、もし私が外に出て交通事故で死んでしまう可能性もありますよね、極端な話だと。
すべてにおいてこの時間の部分というのは「きっかけ」なんだと思っています。だからたくさんありすぎちゃって。もちろん中には、知らない電話がかかってきて、出てみたらすごい電話だったので、あの時がきっかけでしたね、みたいなのも、もちろんエピソードとしてあります。むしろいっぱいありすぎて、話しきれないですね。

もちろん大きなで出来事でいうと、私がKONAMIに入ったきっかけもそうです。そこから人生が変わって、今のビジネスに繋がっていますので、常に出会いやきっかけなんだと思います。

──営業でたくさんの方とお会いしていますが、人が好きというのがあるのでしょうか?

北谷さん 人が好きというよりも、営業活動や、日々の出会い、そういったところの事象やアクションが好きなのかもしれませんね。もちろんそこには人が存在するのですが、営業したその先に出会う人がいたり、紹介してくれる人がいたり、紹介する仕事があったり、きっかけとか、助けてくれた出来事とか、そういう事象が好きなのかもしれないです。

──新規開拓の営業は大変ではありませんか?

北谷さん ぜんぜん苦じゃないですね。勝率は1割なので、10やって1つ契約するよりも、100やって10契約した方がいいじゃないですか。という感じのロジックです。
私は新規のお話をしたりとか、そういったところに関しては尻込みしないので。いやがられているところもあるかもしれないですけどね(笑)

──K・BLUEとして、今後こういう展開をしていきたい、といったことはありますか?

北谷さん 今、主軸になっている事業は3本柱であるのですが、具体的に言うと、1つ目は企業のコンサルティング、これは一般的なコンサルティングですよね。企業に入って企業と共に歩んでいく、伴走していくというコンサルティングです。

2つ目は、企業と企業を結びつけるマッチングですね。このマッチングのビジネスっていったものが今活況だし、今まで人脈とかそういったアセットをビジネスに変えていくマッチングを、企業との協業で私の人脈といったものを使って、すごく今お役に立てています。
例えばKONAMIさんと繋がりたいんだけど、と言っても、ドアノックだけでは絶対に取引はできないし、そもそもドアノックもさせてくれないような企業なのですが、私はKONAMIの責任者までやってきたので、KONAMIさんとこういったビジネスをやりたいんだけど、というご相談を受けたら、私がそれをお繋ぎをして進めていく、そういった企業と企業をマッチングする事業です。

3つ目は、アミューズメントのビジネスです。私はKONAMIさんにいた時に、ゲームセンターの機械を販売する営業がかなり長かったんです。ゲームセンターは、メーカーがあって、ゲームセンターの経営者がいて、という図式なのですが、その中でいろいろなビジネスがあります。私はそういったところと繋がりが非常に強いので、それを軸としたアミューズメントのビジネスがあります。
この3つ目の柱が今ものすごく大きくて。私はKONAMIを辞めた時に、その人脈を使ってアミューズメントの事業をもっと早くやっていけばよかったのですが、違う業界のテレビ通販の会社に入ったり、化粧品のメーカーに入ったりもしまして、いったんアミューズメントの業界からは離れていました。2年半前に業界に復帰するきっかけがあり、業界に戻った時に、皆さんものすごく歓迎してくれて。これまで常に味方としてお仕事をさせてもらってたので、よかったなと思っています。

──常に味方としてお仕事をするというお話をもう少し聞かせていただけませんか。

北谷さん さっき申し上げたように、私は相手の立場に立ってお仕事をいつもしています。
業界の中で機械を作ってゲームセンターに販売をするメーカーと、その機械を買うゲームセンターのことをオペレーターと言うんですけどね、業界用語で。
メーカーとオペレーターの関係は、商品がなければオペレーターはゲームセンターの経営が出来ないので、その機械を買わせてもらって店舗の運営をしています。なので立ち位置としては上下関係があり、私はメーカー側でしたが、常々オペレーターとは対等な立場で、相手の立場に立って関係を作ってきてたので、そういったところではゲームセンターと敵になったところは1社もないです。

私は相手の立場に立つという考えはずっと変わってないので、今でもすごくいい関係でお仕事をさせてもらっています。そこは一貫してブレていないところですね。

──北谷さんが、営業やサービスを通じて世の中に広めたいことや、叶えたいことなどはありますか?

北谷さん そういうおこがましいことは考えていなくて。ただただ、相手の立場になってお仕事させていただいていますので、相手のお役に立てた時が一番嬉しいので、それに尽きますね。

──K・BLUEとして、何かPRしたいことがあればお話いいただけますか?

北谷さん よろず相談所です。何でもご相談くださいね(笑)

今いろいろなご相談があります。同級生に会えば同級生からのご相談。久しぶりに会った高校卒業以来の同級生からも相談されるし、昨日今日知らなかった方からも出会っていく中で頼ってくれてご相談していただいています。

この前は、大手フィットネス系と繋がりたいんですけど、北谷さん繋がりある?と聞かれて、私はないんですけど、私の周りはすごく人脈を持ってる人たちがたくさんいるので、その場で電話して、ここと繋がる?って聞いたら、知り合いが今映像の責任者やってるから、繋げてあげるよといって、1日で繋がっちゃいましたね。

──早いですね!

北谷さん よくいいますよね。知り合いの知り合いを辿っていくと、たどり着けない人はいないといわれています。
だから繋がらない人はいないんじゃないですかね、世の中は。

素敵なお話をありがとうございました!

K・BLUE株式会社
代表取締役社長 北谷貞治
https://www.k-blue.co.jp/

K・BLUEの強み 
企業経営にとって最も重要な要素となる「売上」「利益」。モノやサービスが溢れる時代にあって、ただ良い商品を作れば売れるというわけにはいきません。営業のスペシャリストとしてK・BLUEが培ってきたノウハウ・人脈。200社を超える取引先ネットワークを活用して、どんなものでも売ってみせます。それがモノ売りのプロであるK・BLUEの強みであり、プライドです。

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