Interview 第7回 ボンベイ・サファイア

THE BLUE Spirits インタビュー第7弾は、バカルディ ジャパン株式会社・マーケティング部ブランドマネージャー 屋良 恵利佳さん。
2024年10月11日〜14日まで、天王洲アイルで開催されたアートとカルチャーの祭典『MEET YOUR ART FESTIVAL 2024「NEW ERA」』に「5SENSE by ボンベイ・サファイア」が出展。ボンベイ・サファイアの魅力を五感(味覚、視覚、聴覚、嗅覚、触覚)からアプローチし、アーティストがそれぞれの感性で表現。五感で彩られたボンベイ・サファイアの世界観が存分に発揮され、多くの来場者がその青の世界観を体感し、イベントも大盛況でした。
今回は、そのイベントを企画・統括された屋良さんに、ボンベイ・サファイアの青の世界観やその魅力をお伺いしました。

──まず、ブランドのご紹介を含めて、ボンベイ・サファイアの特徴ついてお聞かせいただけますか?

屋良さん ボンベイ・サファイアは、1761年にトーマス・デイキンとういうイギリス人によって開発され、世界各地から厳選された10種類のボタニカルを使用しています。そして、独自のヴェイパー・インフュージョン製法によってつくられています。この製法を簡単にご説明すると、通常ではスティーピングと呼ばれるボタニカルをスピリッツに直接漬け込んで香味成分を抽出する製法が主流ですが、ボンベイ・サファイアでは、ヴェイパー・インフュージョンという製法で、加熱して蒸気となったスピリッツをボタニカルが入ったバスケットに通過させることで、ボタニカルの香り高い部分のみを抽出しています。
このこだわりの製法によって、あのボンベイ・サファイアのスムースで華やかな香りと味わいが創られています。
そして、綺麗でアイコニックなこのブルーボトルのデザインこそ、ボンベイ・サファイアの最大の特徴だと思います。

──ボトルがすごく美しいですよね。このボトルは、最初からブルーのボトルだったのでしょうか?

屋良さん もともと1761年に、トーマス・デイキンがレシピを開発したのですが、当時は「ウォーリントン・ドライ・ジン」として発売していました。
1960年代に入って、アメリカ人の弁護士のアラン・スビンがこの「ウォーリントン・ドライ・ジン」の販売権を取得し、「ボンベイ・ドライ・ジン」が誕生しました。その当時はまだ透明のボトルデザインでした。 「ボンベイ・ドライ・ジン」の誕生背景として、アラン・スビンの奥様がイギリス人であったことから、ボトルのデザインには、イギリスの繁栄の象徴であるヴィクトリア女王が描かれ、名前にはヴィクトリア女王の統治時代にイギリスの領土であったインドの都市「ボンベイ」からその名がつけられました。

そのあと、1987年からボンベイ・サファイアとして新しく発売しまして、この青いボトルになったという経緯があります。

──そこから35年以上に渡り、青いボトルなんですね。

屋良さん ボンベイ・サファイアのボトルのデザインには10種類のボタニカルが描かれています。ボタニカルの中身や蒸留方法などを開示したブランドはボンベイ・サファイアが最初で、当時の常識を覆すような革新的な商品として注目された歴史があります。

──なるほど。ボンベイ・サファイアは私の周りでも好きな方が多くいらっしゃるのですが、海外での位置付けはどうですか?

屋良さん 海外の方が確立していますね。海外ですと、カクテルの習慣や文化があるので、カクテルで非常に使われるスピリッツではあるので、海外においては、ボンベイ・サファイアを知らない人はいないのではないかと思います。

ボンベイ蒸溜所の背景と共に

2024年10月11日〜14日まで、天王洲アイルで開催された「5SENSE by ボンベイ・サファイア」についてさらに深くお聞きしました。

イベントについてはこちらから

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──この5SENSE も屋良さんが企画を立ち上げられたのでしょうか?

屋良さん はい、そうです。今年の6月にもイベントを開催しまして、1ヶ月間、西麻布にあるWALL_alternative で、「五感」をテーマにした作品を展開していたのでが、イベントとしては、今回の10月の天王洲の方がブランドの世界観をより感じて頂けける空間になったかと思います。
ボンベイ・サファイアは「Stir Creativity」というブランドコンセプトのもと、人々が創造力を発揮することを後押ししたいという思いがあります。クリエイティビティをより身近に感じてもらえるよう、今回「五感」をテーマにイベントをやらせていただきました。

──なぜ五感に着目されたのでしょうか?

屋良さん 「五感」というと普段当たり前に使っている感覚で意識することはあまりないですが、実際何かものを体感する時って五感をフルに使って感じ取っていると思っています。その一つ一つの「センス」に焦点を当てることで、クリエイティビティを5つの感覚でフルに感じて頂きたいと思い、今回「五感」をテーマにした体験型イベントを主催させていただきました。

──ボンベイ・サファイアのブルーボトルというビジュアルもあり、青い世界観でイベントが展開されましたね。

屋良さん ブランドカラーがブルーということもあり、ボンベイ・サファイアのブルーからインスピレーションを受けて、ブランドを感じていただけるような青い空間や世界観を意識して演出しました。
世界観でいうと、青の世界も然りですけど、やはりボンベイ・サファイアはクリエイティビティを大切にしているブランドなので、この体験を通してクリエイティビティをより身近に感じていただき、人々の創造力をかきたてるきっかけになるような空間を造りたいと考えていました。

──実際に五感が立体的に展開されて、感触としてはいかがでしたか?

屋良さん ボンベイ・サファイアから受けたインスピレーションをもとに作品を制作頂いたのですが、表現方法や焦点を当てるポイントもアーティストによってそれぞれ違っていて、本当にクリエイティビティを体現した素晴らしいイベントになったと思います。
アーティストの方の感性や想像力を身近に感じることができた貴重な体験でした。
嗅覚と味覚はボタニカルに焦点を当てた作品だったので、ボタニカルの香り体験やカクテルを通して、ボンベイ・サファイアのボタニカルをより身近に感じられたという声をイベントにお越し頂いた方から頂きました。
今回のイベントで、ボンベイ・サファイアとはどういうブランドなのかをたくさんの消費者に知って頂ける良い機会になったかと思うので、こういった体験型イベントは今後も実施していきたいです。

「視覚」高山夏希
「触覚」菅原玄奨
「視覚」高山夏希

──今回のイベントなどを通じて、どんな世界が広がっていくのか、そういうビジョンなどがありましたらお聞かせいただけますか?

屋良さん ジンというお酒自体がクリエイティビティを象徴している飲み物であると私は思います。ビールやワインはそのまま飲むものですが、ジンは基本何かと割ったり、混ぜたりして飲むものなので、そういう意味でも自分のクリエイティビティをいくらでも発揮できる面白さがジンにはあると思っています。
人々の創造力にインスピレーションを与え、自分らしいクリエイティブな表現や体験を後押しするような発信をブランドからしていきたいと思いますし、飲んでいる方にも感じて頂けたらいいなと思っています。

──イベントも、体験する、感じる、というところに焦点を当てていますよね。

屋良さん そうですね。普通はイベントというと、見て終わり、飲んで終わりの体験が多いと思うのですが、「5SENSES」では、実際に自ら創造する側の体験をしていただきました。SNSの投稿を見ていても、「ポプリやカクテル制作体験が楽しかった」というお声をたくさんいただきました。クリエイティブな世界を演出するだけではなく、自分の創造力を発揮できるような参加型イベントを今後も展開していきたいなと思っています。

──自分でカクテルが作れたり、特徴的なボタニカルがずらっと並んでいると、より実感として体感できますし、香りなどもポプリが作れたり、そういったクリエイティブな体験をできることも、とてもいいなと思いました。

屋良さん 実際に手に取って感じていただくことで、製品の本質的な良さやブランドの世界観を感じて頂けたと思うので、このイベントを通してボンベイ・サファイアを飲んでくれる方が1人でも増えたら嬉しいです。

ボタニカル(レモンピール/グレイン・オブ・パラダイス)
ボタニカル(コリアンダー/ジュニパーベリー/クベブベリー)
ボタニカル(アーモンド/カシアバーグ/リコリス/アンジェリカ)
嗅覚エリア〜ポプリ制作体験〜

──屋良さんが一番好きなカクテルは何ですか?

屋良さん 私はジントニックが好きなのですが、ちまちま長く飲めるとなると、お酒の度数が強いマティーニとかも好きですね。

──ご自宅でカクテルは作られますか?

屋良さん ジンを使ったネグローニというカクテルを作ったりしますね。友達を呼んで、みんなで創作して、楽しんで飲んでいます。ジンはアレンジがたくさんできるのでそこも楽しみの一つかもしれないですね。

──最後に、屋良さんにとっての個人的な青にまつわるエピソードや、青にまつわる記憶だなどがありましたら、お聞かせいただけますか?

屋良さん 青というと、私は空や海のような自然をイメージします。青い空と海を見るだけで元気になりますね。心が充電でされます!

──今後の展開やPRしたいことがありましたら、お話しください。

屋良さん 今後もボンベイ・サファイアから創造力をかきたてる企画を発信していきます。是非、ボンベイ・サファイアをお店やおうちでも飲んでみてください!

バカルディ ジャパン株式会社
マーケティング部ブランドマネージャー
屋良 恵利佳
https://www.bombaysapphire.jp/

さぁ、見つけよう。あなただけのボンベイ・サファイアを。
美しき青いボトルが、あなたの創造力をかきたてる。
「Stir Creativity」
ボンベイ・サファイアはボトルから注いだ瞬間、カクテルとも呼べる、深く華やかな香りと味わいが特長のプレミアム・ジンです。ジンソーダやジントニックやマティーニ等のカクテルのベースに幅広く使われています。プレゼント・ギフトにもおすすめな特別なジンです。

5SENSES
五感にひらめきを与える、創造体験
https://www.bombaysapphire.jp/5senses/