インド発のコーヒーカンパニーとして、一杯のコーヒー体験を通して、コーヒーの美味しさだけでなく、生産にまつわるストーリーや想いを添えて届けてくれるブルートーカイコーヒーをご紹介します。
取材・撮影:sara kimoto
THE BLUE Spirits インタビュー第5弾は、株式会社Blue Tokai Coffee Japan・ゼネラルマネージャー 溝口理恵さん。
マレーシアで展開されたコーヒー事業の経験を経て、ブルートーカイコーヒージャパン初となる常設路面店・ブルートーカイコーヒーロースターズ 広尾店の開発に関わり、インドの農園で作られる美味しいスペシャリティコーヒーを届けてくれています。溝口さんにはインドの農園のことから、コーヒーの魅力まで、さまざまなお話をお伺いしました。
まずインタビューの前に、コーヒーを2種類、淹れていただきました。
1杯目は「マドゥ・アグロ」。
通常インドでは、コーヒーは南の海岸側で作られることが多いそうですが、この農園は、東の地方で作られていて、初めて開拓した農園なんだそう。かつオーナーが女性で、働く人も全部女性という、ほかでは見られない先進的なこの農園のコーヒーは、深煎りに近い中煎りの焙煎。
2杯目は、いわゆる今人気のある浅煎り系のもので「シータグンドゥ」。これはコーヒーの概念を超えたオレンジ感やジューシーさ、紅茶のような軽さ、実際に紅茶のような味もするそうです。
──その味はインドならではなのでしょうか?
溝口さん 今は、国というよりも、どこの生産地も農園ごとの味です。昔は確かにエチオピアといったらこれ、ケニアといったらこれ、というものがあったんですけれども、それがだんだんなくなってきて、農園ごとに異なった味が出ています。ですので、これがインドの味、というとはまたちょっと違うかなと思います。
インドと日本では、育つ環境も違い、好みも違うので、コーヒー豆は生豆を輸入して、日本の人たちに合わせた焙煎をしています。
──確かにコーヒーなのにすごくフルーティーな味ですね。
溝口さん そうなんです。よく浅煎りだと酸っぱいと思われがちなんですけれど。
コーヒーは、焙煎を深くすればするほど苦味が作れるので、苦味成分というのは人工的に作れるんです。
でも、このフルーツ感のある酸というのは、豆が持っていないと、どう焙煎をしても出ない味なので、この農園独特のものになります。
──それは、その土地ならではの味なのでしょうか?
溝口さん そうですね。しかもこれがまた来年になると、同じものができるかというと、そうでもなくて。自然のものなので、その時の気候や土壌の様子などで、一期一会の味だったりします。
──ブルートーカイさんの「ブルー」に込めた意味を教えていただけますか?
溝口さん ブルーだけでなく、トーカイのところまで意味が詰まっているのですが、創業者のマットさんと奥様のナムラタさんが、インドでコーヒー事業をやっていこうと心に決めたちょうどその時に、ご自宅に青くて美しい鳥が飛んできたんです。この偶然は何なんだろう。その鳥は見たことがなかったので調べたところ、オオバンケンという美しい青い鳥だったそうです。コーヒー事業をやろうと決心したタイミングに飛んできて、かつ青い鳥というのは幸運をもたらす鳥だと考えました。ナムラタは、以前インドの国鳥であるクジャクのデザインをしたことがあって、この青い鳥から、青いクジャクを思いつきました。クジャクの羽根のことを古代のインドの言葉で、トーカイと呼ぶこともわかり、新しく始めるコーヒー店の名前にしよう、というのが始まりだったそうです。
クジャク自体も南インドに生息していることが多く、コーヒーも南インドで作られます。ある意味で、コーヒーを伝える、コーヒーに近い鳥であることと、さらにクジャクがインドの国鳥でもあるので、今後のインドの国の発展や、コーヒー産業の発展ということの象徴としてもクジャクのトーカイが良いと思ったそうです。
──創業者の方がコーヒー事業を立ち上げられた時の想いを聞かせていただけますか?
溝口さん 創業者の二人はインド人なのですが、アメリカ生まれのアメリカ育ちなんです。インドと言えば紅茶というイメージがあって、確かにたくさん消費されているのですが、インドでもコーヒーをしっかりと育てれば美味しいものができると信じ、いろいろな農園を巡って味の良いものを探して出して、それを紹介していきたい。また、自分たちがアメリカで育ち、身近にコーヒー文化があったので、そういったものを伝えていきたいし、守っていきたい。自分たちの知識を有効活用することで、インドでのコーヒーの可能性を信じて、良いコーヒーを育て、それを届けていきい。そういう想いでやっています。
──南インドとおっしゃってましたが、インドは北と南でもだいぶ違いますよね。豆は南の方がコーヒーの農園に適した土地だということなのでしょうか?
溝口さん コーヒーは寒い場所が苦手なので、やはり南側での栽培が適しています。土壌が肥沃で日当たりがよく、気温が年平均20度と年間を通して温かいこと、かつ1日の中での昼夜の寒暖差がしっかり分かれていること、さらに降雨量が年間1800mm~2500mmで生育期に雨季、収穫期に乾季と季節がはっきり分かれていることが、より生育に適した環境と言われています。
──南インドの農家さんのコーヒーの特徴や魅力を聞かせていただけますか?
溝口さん コーヒーは植物なので、味や特徴というのは、その土地ごとに千差万別です。ですが、昔のコーヒーはどうしても焙煎を深くして、味も均一にしていたので、生産地や生産者の思いなどはあまり関係なかったのですが、私たちは、生産者の想いや、どう育てて、どういう味にしたかったか。そういうものをきちんと汲み取って表現し、伝えています。ですので焙煎も、豆の良い味が出るように農園ごとに取り組んでいます。
──農園はひとつ一つ開拓しているのでしょうか?
溝口さん はい、開拓しています。インドでは、知識もない、お金もない、というコーヒー生産者がたくさんいます。でも良いものを作れる場所を持っている生産者の方たちもいるので、そこに知識とコストをつぎ込むことで、いいものを育てれば、とんでもなく美味しいコーヒーができる可能性を秘めているんです。
ですのでそういった生産者と一緒に良いものを作っていき、インド国内に加えて日本など海外へも広まり、生産量が増えていくと、それが生産者に還元されて、またいいものを作れる資金ができます。
そうなると、消費者としても美味しいコーヒーを毎年味わえて、生産者はより良いものを作れる環境になり、悪いものや買い叩かれるようなコーヒー豆がどんどん淘汰されていく。そういう社会を作ろうと目指してやっているところです。
──すごく素敵な取り組みですね。今ここでお店を構えていらっしゃいますが、販売する時に大切にされていることや、お客様にお伝えしていることはありますか?
溝口さん インドのコーヒーはあまり日本でも見かけないので、まずは「インドのスペシャルティコーヒーである」ということをお伝えしています。
コーヒーにもグレードがいくつかあって、スペシャルティコーヒーというのは、しっかりと味をチェックして、グレードわけされているコーヒー豆なんです。他のコーヒー豆は、見た目だけで選別されていて、それが美味しいかどうかというのは判断されていないんですね。
豆が大きければ美味しいだろう、不純物がなかったら良い、という判断なんです。見た目だけでは美味しいかどうかがわからないので、きちんとした資格を持っている人がテイスティングをし、スコアをつけて、この点数以上のものはスペシャルティと呼んでいい、という基準ができているんです。それに合格している豆しか取り扱っていないので、当店はスペシャルティの専門店です。
──お店ではどれが一番人気ですか?
溝口さん コーヒーは嗜好品なので、お客様の好みもさまざまですね。深煎りが好きな方もいれば、中煎りのブレンドがお好きな方もいますし、ミルクと合わせるから深煎りを買っていかれる方や、浅煎りしか飲まないという方もいまして、みなさんさまざまです。深煎りはこの「カウベリーピーク」が人気ですね。
──「カウベリーピーク」など、名前のつけ方に決まりはあるのですか?
溝口さん それは農園の名前なんです。お客様にご案内する時に、農園の特徴や、どういう人たちが、どんな生産方法で作っているのか、そしてどんな味が楽しめるのかというのを知ってもらいたいという想いがあるので、販売店のスタッフが説明したり、カードを1枚ずつお渡しして、そのストーリーも持ち帰っていただいています。
コーヒーは、生産国と消費国があり、日本は生産できないので、消費国なんです。消費国からから見えない、生産国ならではの大変な努力がたくさんあって、日本ではコーヒー豆がこんなに簡単に手に入りますが、種を植えて、収穫可能な木になるまでに3~5年かかるんですね。しかも5年後に必ずしも美味しいものができるとは限らないので。5年という歳月をかけてみんな挑戦しているんです。
──5年もかかるのですね。お客様からの反応はいかがですか?
溝口さん インド産でこんな美味しいコーヒーが飲めるんだね、という声が多いですね。インドでスペシャルティにそんな力を入れてるということをまだまだ知らない方が多いので。
スペシャルティで強いところだと、パナマやエチオピア、ケニア、グアテマラなどが高値で取引されていて、インドではまだまだという印象がどうしてもありますが、飲んでみると、こんなに美味しいものがあるのかとびっくりされています。
──溝口さんがこちらに関わるきっかけを教えていただけますか?
溝口さん 私はマレーシアにいた年数が長くて、大学を卒業してから12年くらいマレーシアで過ごしていました。
最初は会社員として働いてたのですが、その当時は、マレーシアに全然美味しいコーヒーがなくて。
こんなにコーヒーが美味しくないなら、日本に帰りたいと思っていたくらいで(笑)
──コーヒーが大好きなんですね。
溝口さん そうですね。コーヒーの香りが好きなんです。コーヒーって、実はアロマ成分が800種類くらいあって、ワインより多いんです。本当にいろいろな香りがする飲み物で、それが好きなんです。
ですが、マレーシアでは本当に美味しくなかったので、それがもう耐えられなくて、だったら自分でやってみようと思いまして、マレーシアでコーヒーショップを始めたんです。
ブルートーカイの創業者も同じなんです。結局のところ、美味しいコーヒーが好きで、アメリカ育ちなので絶対的にコーヒーで、なおかつ美味しいんです。それをインドで展開していきました。
ですので、同じような経緯(いきさつ)で、私もコーヒー店をマレーシアで店を立ち上げまして。実はブルートーカイと同じタイミングで2013年からマレーシアでコーヒーをやっていました。
日本は、とても良いコーヒーが集まる国なので、日本で焙煎された美味しい豆を日本から買って、それをマレーシアでご紹介して飲んでいただくことをやっていたんです。当時のマレーシアでは入手できないコーヒーが日本にはたくさんあったので。
──そのビジネスが、こちらでも活かされているんですね。ブルートーカイの店舗を作る上ではどんなことを大事にされていますか?
溝口さん 内装のデザイナーを含めて話し合い、インドのデザインを織り交ぜながら作っていきました。
インドでは90店舗くらい展開していて広く認知されているのですが、それを日本に広めたいという想いで上陸しているので、そのことを忘れることなく、彼らが持っている良いものを踏襲して、それを知ってもらうことが私たちが一番大事にしているところです。
とはいえ、インドと日本の感覚も違うので、それを中和して、日本に良い形で浸透していくために、いろいろと考えてやっています。
また、インドではアートが盛んなので、そういったアートも尊重してドリップバッグを作ったり、ロゴもブルートーカイのクジャクを日本の人たちに知ってもらいたいので、パッケージも日本仕様に変えたり。インドのいいものは踏襲しつつ、日本でアレンジして、想いを込めて作っています。
今、ブルートーカイはインドで店舗数を増やして急成長しているのですが、日本ではまだブルートーカイを知らない方が多いので、原点に戻って、マットさんがやりたかったことをハイライトしていけたらいいなと思っています。
──なぜインドでこんなに人気が出たんでしょうか?
溝口さん 当時はスターバックスのようなコーヒーチェーンどころか、そもそもカフェがほとんどなく、コーヒー文化も育っていなかったからです。海外に出ていたインドの人が戻ってきたら行く場所がない、という状況だったようです。それが爆発的にヒットした要因ですね。スターバックスは最近入って来たみたいですが、ブルートーカイはその前に立ち上げたので。スペシャルティコーヒーの業界も、世界的な動きとして、ちょうど2013年あたりはピークになりつつあるという感じだったんです。その波にも乗ったのが大きかったと思います。
──溝口さんはどのコーヒーがお好きですか?
溝口さん このマドゥ・アグロはけっこう好きですね。冷めてくると蜂蜜のような香りとか、オレンジの中でもマーマレードジャムにしたような甘さ感があるんです。
──コーヒーの魅力とはなんでしょうか?美味しいコーヒーがないから、マレーシアで展開されるほどお好きなコーヒーの魅力をお聞かせいただけますか?
溝口さん 私にとってのコーヒーの魅力は、いろいろな味がする、というところだと思います。
私は静岡県出身なんです。静岡の人は緑茶を飲んで、コーヒーはあまり飲まないんです。朝から晩まで急須にお湯を足して、ずっとお茶を飲んでいる感じです。
緑茶のその幅の広がりというのは、確かに深煎りだったり、違う生産地、例えば九州で作ったものと、静岡で作ったものだと、味が違うというのはもちろんあるのですが、そんなにフルーツの味や香りがするというのは、お茶ではまずないですよね。コーヒーはそのユニークさが面白いなと思いました。
──コーヒーにハマった一番最初の理由はなんでしょう?
溝口さん もともとカフェが好きだったんです。大学生の時にカフェが流行っていて、そのカフェに行ってコーヒーを飲みながら、そこから作られていく物語というか。
例えば一人でカフェに行ってゆっくりすることで、新しいアイデアを思いつくとか、もしくは全く知らない人と出会って、そこから意気投合して、違う世界が始まっていくような、カフェのそういう世界観が好きなのかもしれませんね。
そこにコーヒーが伴っていて、いろいろと試してみたら、さまざまな味がするし、コーヒーの世界も深いなぁと思い、ハマっていきました。衝撃的なコーヒーもいくつかあって、ボリビアで作っているゲイシャ種のコーヒーが本当に衝撃的に美味しくて、マンゴーみたいな味がするものがあったり、イチゴの味がするコーヒーとか。
──そんな味のコーヒーがあるんですね!
溝口さん あるんですよ。そのイチゴの味にミルクを足すとバナナ味になる、とか(笑)。そういった味変していくのも好きで。ブラックとミルクとでまた味が違ったり、濃さを変えることでキャラメル感が出たり、もしくはハチミツ感になったり、味が変わっていくところが好きなんだと思います。
──私はコーヒーの味に、そんな世界があるなんて知らなかったです。
溝口さん ぜひお試しいただきたいですね。今は美味しくて、いろいろな味のコーヒーを淹れてくれるコーヒー屋さんがたくさんあるので、その味を比べて、楽しんでほしいです。
ブルートーカイのコーヒーもそうですが、技術の発展があってこそ、同時に成長してきている産業というのがあり、コーヒーもそうですね。
コーヒー豆も、美味しいものは昔からあちこちで栽培されてきたけれども、交通網が発達していなくて、そこに辿り着けないために見つけられなかった、ということもけっこう多いんです。
──美味しいコーヒーの農園の開拓がしやすくなったのですね。
溝口さん そうです。すごく山奥にあって、道も整備されていないところで作っていた人たちがいたり、自分の庭の裏にたまたま生えていたとか、あともう山の中で誰も知らずと勝手に生息している野生のものとか、そういうのも色々あって。本当に単純にただただ見つかってなかった美味しいコーヒーがあったのと、昔は日本などが輸入する際、飛行機という選択肢がなかったんです。大きなコンテナで大量に持ってくるしかなくて、生産国は赤道直下にあるので、コンテナの中は激熱なんですね。
それはコーヒー豆にとっても良い影響がなくて、さらに輸送期間も3ヶ月くらいかかってしまうとなると、味も弱まってしまいますよね。
それが技術の発達で、私たちもその国にも行きやすくなったし、インターネットで情報が開示されることで、もっと個々での取引もしやすくなったし、飛行機で早く送れるようになったり、真空パックができて味がぎゅっと遜色なく、そのままの状態で届くなど、そういうことができるようになり、どんどん美味しさが近くなっていったということがあります。
──技術の発達で、私たちがより一層おいしいコーヒーが飲めるようになったのですね。
溝口さん 時代とともに、コーヒーが成長している感じが楽しいですね。
記憶の彼方に忘れがちなんですけど、今味わえるこのコーヒーは、そういうさまざまな技術革新や商品の改革などがあって出てきた味なので、そう思うと、この一杯はすごいと思います。ぜひ美味しいスペシャルティコーヒーを飲んでいただきたいですね。
また、生産国という観点から見ると、生産国はやはり海外に出した方が高く売れるので、いい豆というのは国内に残っていないことが多いのですが、ブルートーカイは本当に珍しい企業で、インドという生産国の中でも、良い豆を適正価格で買い、それをインド国内で流通させて、成長させ、消費して、また生産者に還元する、ということを実際にやっています。他の国を見ても、そんな企業は意外と少ないのではないかと思います。
ですので、そういったコーヒー豆の生産国の中では、ブルートーカイは新しいことに取り組んでいて、かつそれを事業としてしっかりと成功させています。
──今後、どのような展開を考えていらっしゃいますか?
溝口さん 今後はこの1店舗に限らず、複数の店舗展開をしていきたいと思っています。
こちらの店舗もスペースを広げて、お客様がバリスタと向き合って、ちゃんとお話ができるような環境を作っていきたいと思っています。
──サービスを通じて、広めたいことや、叶えたいことがありましたら、お話いただけますか?
溝口さん 今、大きく叶えたいことは、みなさんに美味しいコーヒーを飲んでいただきたいので、生産者が美味しいコーヒーを作っていけるように支援できる取り組み、循環、サイクルを作りたいですね。
私たちがたくさん美味しいコーヒーを飲めば、それを元手に適正価格で生産者からいいものが買えますし、いいものを作った人は認められて資金もできるので、さらにもっと良いものを作ろうという意気込みにも繋がり、良いものしか残っていかない世界を作っていきたいです。
私たちは、ただただ本当に美味しいコーヒーを広めていきたい。そんな想いでやっています。
株式会社Blue Tokai Coffee Japan
ゼネラルマネージャー 溝口理恵
https://www.bluetokaicoffee.jp/
「Coffee directly from origin, by origin, for you.」
私たちBLUE TOKAI COFFEE JAPANはコーヒー生産国発のコーヒーカンパニーとして、コーヒー生豆の生産から焙煎、販売まで、私たち自身の手で丁寧に行います。一杯のコーヒー体験を通して、インド産コーヒーの美味しさだけでなく、生産にまつわるストーリーや私たちの想いを添えてお届けします。
our philosophy
私たちの信念
創業以来、私たちが目指してきたことは非常にシンプルです。それは、私たちが仕入れている素晴らしいコーヒー豆の産地を一人でも多くのお客様に知ってもらうこと。丁寧に豆を焙煎し、新鮮な状態で届けること。そして自社のカフェ、取り扱い店舗、ウェブサイトを通して、高品質なコーヒーをより手軽に手に入れられるようにすることです。私たちが提供しているコーヒーは私たち自身がおいしいと感じるコーヒーであり、皆様にもきっと気に入っていただけると信じています。