GOMA EXHIBITION~ひかりの世界~

表参道 GYRE GALLERYにて
GOMA EXHIBITION が開催されています。

メインの大きな2つの絵のうち、
左側の絵は、見ていると、どんどん自分の内に入っていく感覚になり、
自分に意識が集中していく感覚。
右側の絵は、逆に意識が外にどんどん広がっていく感覚になり、
それがどこまでも広がっていく感覚。

画像は前回のもの(今回のものは撮影禁止)

どちらも青がとてつもなく美しく、
点描画が不思議とずっと見ていたい感覚になる。

GOMAさんに、青のことを聞いてみました。

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青は一番ナチュラルで落ち着く感じ。
青は最初に意識が戻った頃からずっと描いていて、
イメージがずっと張り付いている。

自分のわかっているいちばん遠いところは真っ白。
そこは発光体で色は何もない。

意識が身体に安定してくるにつれて、
どんどん色がついてくる。

その色は身体が横たわっている場所の気温や
朝日だったり、夕日だったり、季節によっても変わってくる。

青は落ち着く色。静寂な色。
そして、
一番ニュートラルな色。
上がることもなく、下がることもなく、
静かにその前で居られる。

オレンジは高揚感がある。
淡い系は緩む感じ。

青は中間でいちばんフラットな感じ。
青は気持ちいいですね。
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GOMAさんは、瑠璃色と藍色を
使い分けているように見えました。

瑠璃色よりも、藍はもっと深い青。

「見えないものを見えるようにするのが僕の役割かもしれない」 とGOMAは言います。
みんながその根底に持っていて、いずれ出合うはずのひかりを彼は描いているのです。


GOMA EXHIBITION パンフレットより引用

ぜひ、GOMAさんの青のひかりの世界を体感してください。

GOMA EXHIBITION
ひかりの世界
2024.5.4sat〜6.29sat
GYRE GALLERY

GOMA profile
オーストラリア先住民アボリジナルの伝統楽器 「ディジュリドゥ」の奏者、画家。
1998年にオーストラリアで開催されたバルンガディジュリドゥコンペティションにて準優勝を果たし国内外で広く活動。
2009年交通事故に遭い高次脳機能障害の症状により活動を休止。 一方事故の2日後から緻密な点描画を描きはじめ
るようになり、現在ではオーストラリア BACKWOODS GALLERY (2016) 新宿高島屋美術画廊 (2018-2019) PARCO MUSEUM TOKYO (2022) PARCO GALLERY OSAKA (2023) PARCO GALLERY NAGOYA (2023) など多数の個展を開催。 2012年本人を主人公とする映画「フラッシュバックメモリーズ3D」に出演し、東京国際映画祭にて観客賞を受賞。 2021年2020TOKYO パラリンピック開会式にてひかるトラックの入場曲を担当。 2022年舞台 「粛々と運針」(PARCO劇場) の音楽監督と劇中のアートを手掛ける。

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