ブルーな気持ちの由来とは?なぜ青が落ち込んだ気分を表すのか

ブルーな気持ち

気分が落ち込んでいるとき、「今日は少しブルーな気持ち」「なんとなく気分がブルー」と表現することがあります。

青といえば、澄んだ空や海を思い浮かべる人も多いでしょう。爽やかで落ち着いた印象がある一方、なぜ憂鬱な気持ちを表す言葉としても使われるのでしょうか。

本記事では、ブルーな気持ちの意味や由来を考察していきます。

※本記事で紹介する由来には諸説あり、現在も明確な起源が判明しているわけではありません。

目次

ブルーな気持ちとは?

ブルーな気持ちとは、気分が沈んでいる状態や、憂鬱で元気が出ない様子を表す言葉です。

たとえば、仕事で失敗したときや楽しみにしていた予定がなくなったときなどに、「今日はブルーな気持ちだ」と表現します。強い悲しみというよりも、なんとなく気分が晴れない状態を表すときによく使われます。

日本語では「気分が青い」とは言わず、「ブルー」という外来語の形で定着しています。英語でも青を意味する「blue」には、色だけでなく「憂鬱な」「落ち込んだ」という意味があります。

ブルーな気持ちの由来

ブルーな気持ちの由来

ブルーな気持ちという表現の由来には、いくつかの説があります。

現在も起源が明確に確定しているわけではなく、時代や文化の中で少しずつ意味が広がった可能性もあります。

英語の「feeling blue」が語源

英語の「feeling blue」は、「落ち込んでいる」「憂鬱な気分である」という意味です。

たとえば、英語では「I’m feeling blue today.」と言うと、「今日は気分が落ち込んでいる」という意味になります。

日本で使われる「ブルーな気持ち」も、この英語表現がもとになっていると考えられます。英語のblueが持つ色以外の意味が日本にも伝わり、日常的な表現として定着していったのでしょう。

「Blue Monday」が由来という説

ブルーな気持ちの由来として知られているのが、「Blue Monday」にまつわる説です。

Blue Mondayとは、休日明けの月曜日に感じる憂鬱な気分を表します。現代でも、月曜日になると仕事や学校が始まるため、気分が重くなる人は少なくありません。

一説では、昔の肉体労働者が月曜日の朝に空を見上げ、「雨が降れば仕事が休みになるのに」と考えていたといわれています。しかし、空には青空が広がっており、仕事へ行かなければならない。そのときに感じた憂鬱な気分から、blueに落ち込んだ意味が加わったという話です。

Blue Mondayがblueの意味を広げた可能性はあるものの、複数ある説の一つとして捉えるのがよいでしょう。

ギリシャ神話が由来という説

ギリシャ神話に登場する最高神ゼウスが、雨を降らせるときに落ち込んでいたことが由来だという説もあります。

雨の日は空が暗くなり、太陽の光も少なくなります。そのため、雨や曇り空が悲しみや憂鬱と結びつき、青にも落ち込んだイメージが生まれたという考え方です。

ブルーな気持ちの由来を説明する興味深い説ではありますが、Blue Mondayと同じく、確定した語源ではない点には注意が必要です。

なぜ青が「落ち込んだ気持ち」を表すのか?

なぜ青が「落ち込んだ気持ち」を表すのか?

青には、爽やかさや清潔感といった明るい印象がある一方、冷たさや静けさを感じさせる面もあります。

そのため、使われる場面や色の濃さによって、安心感を与えることもあれば、寂しさや孤独を連想させることもあります。こうした青の持つ二面性が、憂鬱な気分を表す言葉として定着した理由の一つと考えられます。

青には冷静・静けさのイメージがある

青は、心を落ち着かせる色として扱われることが多い色です。空や海、水など自然の中にも多く見られ、冷静さや静けさを感じさせます。

企業のロゴや制服などに青がよく使われるのも、誠実さや信頼感を与えやすいためです。明るい青であれば、爽快感や清潔感も生まれます。

このように、青は基本的に悪い意味だけを持つ色ではありません。むしろ、安心感や落ち着きを表す色として、幅広い場面で使われています。

静けさが寂しさや孤独を連想させることもある

青の持つ静けさは、見方を変えると寂しさや孤独にもつながります。

たとえば、暗い青やくすんだ青を見ると、夜や冷たい雨、人気のない海などを思い浮かべる人もいるでしょう。明るく暖かい印象よりも、感情が内側へ向かうような雰囲気があります。

また、英語圏では青が悲しみや憂鬱を表す表現として古くから使われてきました。こうした言葉の使われ方と青の視覚的な印象が重なり、「blue=落ち込んだ気分」という意味が広がったと考えられます。

「ブルー=憂鬱」だけではない

ブルーな気持ちという表現から、青には暗い印象があると思うかもしれません。しかし、青が表す意味は一つではありません。

明るい青には爽やかさや開放感があり、濃い青には誠実さや知性、落ち着いた印象があります。空や海を見て気持ちが晴れるように、青が安心感や希望を与えることもあります。

色の印象は、明るさや組み合わせ、使われる場面によって変わります。ブルーな気持ちは英語から生まれた表現ですが、青そのものが悲しみだけを表すわけではありません。

気分が沈んだ日に青空を見上げたら、ブルーという言葉が持つもう一つの爽やかな意味も思い出してみてはいかがでしょうか。

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