岡西佑奈「青曲~minimal~」

青い海に差し込む太陽の光と、鮫がしなやかに泳ぐ軌跡を銀で表現。

もともと、青のシリーズを描き始めたのは、お母親が環境問題に関心があり、
それを受け継ぐように自然とそういう形になっていったそうです。
青のシリーズを最初に発表したのが2018年。

そして今回は、海に潜っている時に、上から差し込む太陽の光を描き、
青の部分は、あえて奥行きを排除して一色で表現。
太陽の光を印象付けるようにして、最後に銀でこの線を描いているそうです。

タイトルは「ミニマル」
削ぎ落としていくような表現。

もともとダイビングが趣味で、ダイビングしていた時に見た海の青を描いて、
さらにシャークダイビングをされるそうなので、
サメが泳いでいた軌跡を観察して記録し、それをラインとして作に表現しているそうです。

美しくしなやかな銀のラインと、いつまでも見入ってしまう「青」が本当に美しい作品でした。

岡西佑奈「青曲〜minimal〜」
2024年7月13日(土)〜8月4日(日)
開廊日時: 12:00-19:00(土日のみ開廊)
会場:CAPSULE
http://www.capsule-gallery.jp/
〒154-0001 東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F

岡西 佑奈
書家/アーティスト

6歳から書を始め、栃木春光に師事。高校在学中に師範の免許を取得。水墨画は関澤玉誠に師事。
書家として文字に命を吹き込み、独自のリズム感や心象を表現し、 国内外で多数受賞。
自然界の「曲線美」を書技によって追求し、「自も他もなく、全ては一つであり調和している」という、自然と人間、万物の調和が世界平和の一助を担うという信条を持ち、創作活動を行う。
近年では、書のみならず、墨象や絵画を手掛け、青い地球への想いを昇華させた「青曲」(軽井沢ニューアートミュージアム)など国内外で個展を展開。
絵画のような独自のライブパフォーマンスでも注目され、2019年6月に天津文化センターでのパフォーマンス作品が中国天津美術館に収蔵、11月には世界遺産東大寺にも奉納された。
フランスのユネスコ大使公邸にも招聘、また国連ウィメン日本協会のアーティストとして活動しUN WOMENのイベントに参加。
2020年5月にはニューヨークリンカーンセンターに招聘され、ライブパフォーマンスと展示を行うなど、多方面で国際的な活動をみせる。
また、「子どもに命の大切さを伝えたい」という思いからボランティアで小学校での書道教室を開催している。
初の作品集「線の美」(青幻舎)が刊行され好評を博している。

https://okanishi-yuuna.com/

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