The sky is the limit!天使力®コーチング 稲垣由香さんにインタビュー!

THE BLUE Spirits インタビュー第22回は、天使力®コーチング 稲垣由香さん。癒しの声を持ち、いつも明るく、まさに「天使」そのもののような存在。天使といえば「空」。空のように大きな包容力のあるお人柄は、すべてを受けとめ、決して否定せず、丸ごと包み込んでくれる、そんなあたたかさをお持ちです。由香さん曰く『天使な自分』とは、自分も他人もしあわせにする『しあわせのプロ』!そんな幸せのプロを体現されている由香さんに、第一子のお子さんのこと、命の願いのことなど、たっぷりとお話をお聞きしました。

小さい頃から命や心に興味があった

──小さい頃はどんなお子さんでしたか?

由香さん 小学生の頃は学校の先生から『山椒は小粒でピリリと辛い』って言われるくらい、飛び抜けて体が小さかったです。
今、写真を見てもお友達の頭一つ分ぐらい小さくて、元気はいいけれど、体が弱かった。
だから、その頃から「命」や「心」にすごく興味があったんです。

──命や心のことをどんなふうに思っていたんですか?

由香さん 私ね、よく覚えているのが、幼稚園に入る前のまだ3歳くらいのときに、例えばコップにお茶が入ってると「コップさんて熱いだろうなぁ、熱くて大変だなぁ」って考えている子だったんです。
お箸だったら「口の中へ入って噛まれちゃったりするのって本当に大変だなぁ。どうしてあげたらいいんだろう」って、考えていたのを覚えているんです。道路を歩く時には「道さんは踏まれたら痛いだろうな」って。


子どもなりにずっと考えていたのですが、ある雨上がりの日に、長靴を履いて水たまりの中でパチャパチャって遊んでいる時に「あっ!」って気がつくんです。
私が喜ぶことが、この道にとってはきっと道としての使命を全うすることなんだだって。だから、踏まれることがお仕事で嬉しいんじゃないかって。

もちろん3歳の子どもの考えることだから、そんな難しい言葉でわかったのではないんですが、それぞれが使命をまっとうするんだなって、そう思ったのを覚えているんです。なんだか踏まれるばっかりで可哀想って思ってたけど、そうじゃなくて、私が喜ぶことが道として生まれたことの喜びになる。すべてのものが誰の役に立っているんだなって思ったことがあるんです。
だから、小さい頃から、命を生かすにはどうしたらいいんだろうって、そんなことをずっと考えているのが好きな子どもでした。

あとは、命ということで覚えているのは、母がすごくお花が好きな人で、
「お花はね、自分で歩くことができないし、お口をきくことができないでしょ。人間は歩けるし、口をきけるんだから、花とか草には、優しくしてあげるんだよ」って、よく言われていたのを覚えています。

【命の願い】の由来

──由香さんが【命の願い】という言葉に辿りついたエピソードをお聞かせいただけますか?

由香さん 私はすべての命には願いがあると思っています。
【命の願い】というのは、ある意味で、子どもを亡くしたことから生まれた言葉です。私は3人子どもを産んでいますが、育てたのは2人なんですね。1人目の子が生後1ヶ月で病気で亡くなりました。
この子が生まれた時に、小児科の先生が「お母さんね、この子は100万分の1の確率で、生きたまま産まれてきてくれたんですよ」っておっしゃったんですね。その時に、さらに「幸か不幸か」って言ったんです。

そこまで生きてきた中で一番つらい出来事でした。

生まれてきて、その日の夜に「障害児です。長くは生きられない命です。もしかしたら、今日亡くなるかもしれない。ただ、その日が、1年後になるか1ヶ月になるかは今はまだなんともわからない」と言われました。
心が混乱して逆にシーンとしている感じの中で考えなければならないことがありました。それは「どこまで延命措置するか」ということです。でも、どうやってそれを決めたらいいんだろう、ってわからないくて。
この子は生まれたばっかりで、当たり前ですが口もきかないから、どのくらい生きたいかもわからないし、何をどう考えていいのか、どう判断していいかがわからない。

何を基準にしたらいいかなと思って呆然としながら考えていると、いろんな思いが湧いて出てくるんです。もちろん愛しくて長く生きてほしいという気持ちは大きいけれども、こんなことは思いたくない、ということも浮かんでくるんですね。例えば長く生きたら医療費かかるよね、とか、障害児って人目も気になるよね、とか。思いたくないんですよ、そんなこと。でも、勝手に浮かんでくるんです。

今まさに、小さな身体で保育器の中で生きるために頑張っているわが子がいるのに、ポーンてそういうわけのわからないことが思い浮かぶ。子どもが生まれたら、勝手に母性が芽生えて、子どもが可愛くてそういうことを思わないんじゃないかと勝手に思ったんです。だけどそうでもなくて、いろんなことを今まで通りに思うわけです。そんな自分が許せなくていやでした。

でも基本は愛おしくてたまらないんです。だから1分でも長く一緒にいたいという気持ちなんだけど、余計なことを思う自分が出てきたり、ゆるせなかったりと、心の中は大忙しで。
でも、あ〜人間なんだなぁ、って思いました。親であっても人間なのだから、いろんなことを思うことを、もう許そうって。

その時に、じゃあどうしたらいいんだろう。この子の命は私たちがどうこうできるものじゃない。
この子の命はこの子が持ってきたもので、神様がもしいるならば、神様とこの子が約束してきた寿命があるはずだから、その約束してきた寿命と寸分違わず、この子が寿命通りに生きてもらうにはどうしたらいいか。

ぽんっと湧いて出てくる思いよりも、もっと深いところから出てくる、この子の命が、1分1秒違わず生きて、この子の願い通りに生きられますように・・という願い。それを判断基準にできたんですね。

その判断基準を【命の願い】と呼びました。本当に願っていることは、感情とは関係なく、もっと深いところから出てくるということ。本音を超えて本心から思っていること、これを基準として考えようと決めたこと。深くて強い願いが大切だと教えてくれたのが、この子の命だったんです。

それが20年の時を経て、【命の願い】という言葉で、天使力®コーチングの軸になりました。
ついつい私たちは、これが嬉しい、これは悲しい、好きだ、嫌いだ、そういう感情で一喜一憂して判断してしまうけれど、それで人生を決めてはいけないなって。喜怒哀楽があることは人間らしさだし、人生はそれで素晴らしくなるし、どんな感情もいったん受け入れたほうがいい。けれど、そのもっと奥にある「こうしたい。こう生きたい」。そんな一生かけて続く願いを大切にしたいという想いが【命の願い】であり、人生の判断のもとにしたいものなのです。

──すごく素敵なお話ですね。でもいろいろな感情が出る中で、なかなかそんな風に思えるのは難しいと思うんですよね。

由香さん もちろん最初からそう思えたわけではなかったんですよ。そもそも生まれる前に、1ヶ月半くらい切迫早産で入院してたんです。

そしたらね、赤ちゃんがどのくらい大きくなってるかを子宮の大きさで測っていたのですが、ある日を境に全然伸びなくなったんです。これは明らかになにかがおかしいと、心の中で不安が大きくなっていきました。でも同時に、覚悟も生まれました。なにかあるのかもしれないけれど、いざとなったら全部受け取ろうって。

ある日、お腹の中で心音が止まったんです。赤ちゃんの心臓の音が聴こえる機械があるのですが、ポコポコポコっていう、それまで聴こえていた赤ちゃんの心臓の音が止まったんです。そこで、すぐに帝王切開となったんですが、病院の先生と看護師さんがいらしてなにやら話し合ってる。

元々帝王切開の予定分娩の人たちが入ってるから、救急の人はもう入れないって言ったんです。でもここで、お腹から出さないと死んじゃう。まだ助かる可能性がある。
その時、一人の看護婦さんが叫んでくれたんです。「何言ってるの!こっちが先でしょ!」って大声で先生に怒鳴りつけてくださって。

素晴らしい看護婦さんでしたね。他の若い看護婦さんは、でも先生がおっしゃっているから、とか申し訳なさそうにもごもご言うんだけど、「そういうことじゃないんだ!」って真剣に怒ってくれた看護婦さんがいてくれたんです。

それで緊急の帝王切開を決めてくださったのです。この看護師さんは命の恩人です。だから、かろうじて生きたまま生まれてきてくれたんです。

医療現場は戦いです。だからつい「なんのためにこの仕事をしているのか」ということを見失う時もあるのかもしれません。それほどに忙しい。けれど、原点はきっと「助けたい。救いたい」と思って医療に携わってくださっている。そこに『命の願い』がある。『命の願い』こそが、究極の判断基準なのです。

 
そんなふうに、ギリギリ生きたまま産まれてきてくれた子なんです。その状態ですぐに、子どもだけが「子ども医療センター」という大きな病院に運ばれて行ったんです。私は帝王切開をしていたので、麻酔で意識がなかったから子どもに会えなくて。
主人が一緒に救急車に乗って行って、戻ってきた時に「生まれた子は障害児なんだよね。そしてもう残された命は長くはないんだ」と伝えてくれました。

でもまだ会えていないから、どのくらいの障害なのかがわからない。今日亡くなるかもしれないし、明日かもしれないし、1ヶ月がんばれるかもしれない。わからないことばかりのままでした。

これはあとから聞いたことですが、主人はその時、母体の負担と回復を考えて「今日は、子どもの障害のことや寿命については母親には言ってはいけない」と小児科と産婦人科の病院の両方の先生から言われていたそうです。だけど主人は「今日死んでしまうかもしれないのに、母親だけが事実を知らない、そんな馬鹿なことあるか」と、全部を押し切って話してくれたんです。結果、それがすごく良かったのだと思っています。

それで次の日の朝、主人が病院に来たら、私のつらい気持ちを聞いてもらおうと思って待ち構えてたんです。でも主人が来た時に、その目が真っ赤だった。それを見て、思ったんです。そうか、私は昨夜、病院で赤ちゃんが泣いたり、看護師さんがみまわっていたり、それなりに賑やかな中にいたけれど、この人はたった一人、真っ暗な部屋に帰ってたんだなって。私は自分がつらいから主人に聞いてもらおうと、自分のことばかり考えていたけれど、この人もすごくつらい思いをしていたんだなと気づいて、「しっかりしよう!」と我に帰ったんですよ。私だけがつらいと思っていたのは間違ってたなと。そこでシャキッとしたんです。

とにかく子どもに早く会いたかった。ようやく会えた時、小児科の先生が「お母さん、この子はね、100万分の1の確率で生きたまま、産まれてきてくれたんですよ、幸か不幸か」って本当に優しく言ってくれたんです。
100万分の1で生きて産まれてきてくれたっていう言葉を聞いた時に、「本当に会えて良かった。ありがとう!」生きて生まれてくれたのは本当に幸せなことだと思ったんです。
とてもつらいという感情は変わらないけれども、先生が「幸か不幸か」って言ってくれた時に、心が「幸せ」を選んだ実感がありました。

だから幸せは選べる。どんなにつらくても、幸せな感覚が一緒に同居できるんだって初めて思いました。その幸せを選ぶ時に大切なのが判断基準なんです。
今、生きている。これが本当に幸せなこと。
そして、この子の寿命はきっと神さまとお約束してきていて、その命の期間を1分1秒違わず生きられますように。そこにすべてを合わせると決めました。


だったら、無理な手術とかはしない。苦しみを長引かせることなく、でも懸命に生き切ったというギリギリのラインを見定めようと思いました。
その中でやっぱりこの【命の願い】というのが本当に大切で、何を持ってその命を生きたいと思っているか、何をしたくて生まれてきたのか? どんなメッセージを持っているのか? ということが大切だし、もうひとつは「心が幸せを選ぶんだよ」という心の力を実感したことが大きかったですね。

一人ひとりのサリバン先生

──由香さんの【命の願い】は何ですか?

由香さん 私の命の願いは『繁栄』『発展』なんです。コーチングで起業する前は、アルバイトで塾の講師をしていました。あくまでも子育て優先だったので、主婦業のかたわらで。
私はほぼ主婦からコーチングで起業したので、主婦でもできるよ、ということをやりたかったんです。

そこからやがて会社になって大きくなっていきましたが、この『繁栄の体現』をやりたと思っているんです。
まずは思う、その思うという心の力を使ったら、どんどん自由に豊かになっていけるよ、ということ。
そして、ただ豊かになることだと、自分だけの狭い範囲だけれど、繁栄という言葉には周りも巻き込む広がりを感じています。だから繁栄の体現者になりたい、というのが一番大きい私の【命の願い】なんです。

その途中はいろいろなことがあったとしても、すべてをひっくるめて最終的には「あの人は心の力を伝えて、繁栄の体現をしたよね」と言われる人になりたいですね。

──そこに至るきっかけやエピソードはありますか?

由香さん 小学校1年生の時にヘレンケラーの伝記を読んだんです。見えない、聞こえないのに、努力で道を開くヘレンケラーも素晴らしいのですが、それを導いたサリバン先生がなによりすごいなと思って強烈に惹かれました。その時に、私はサリバン先生を尊敬し、それ以来「あなたの尊敬する人は?」と訊かれたら、ずっとサリバン先生なんです。
だから、コーチになったのも、一人ひとりのサリバン先生になりたいと思ったことが大きいです。人の話を聞いたり、教えたりするのすごく好きなんです。

それともう1人、とても影響を受けたのが、登山家の三浦雄一郎さん。もう10年以上前になるのですが、彼が世界で初めて80歳でエベレストに登ったというテレビの報道の見てすごい感動して。
もともと「せっかく生きているなら、何かをしたい!」と思っていたので「これだ!」と思ったのです。当時、私は40歳ぐらいだったので、80歳まではあと40年あるから、それまでに体を鍛え続ければ、エベレストでも登れるようになるんだろうなと思ったんですよ。
そうすると誰でも世界一になれると思ったんです。

でも40年という時間をかけなくてもなにかできないかな、と。当時は主婦でしたから、主婦でも豊かになれるということだったら、やってみたいと思ったんです。
子どもが幼稚園や小学生の時に、PTAの役員をするたびに「お母さんパワーはすごい!」と思ったのです。バザーでカレーを作るとなったら、半年かけて材料の仕込みやら、野菜の切り方までとにかく話し合う。
逆にやりたいことが決まっていないとそのエネルギーはマイナスの方向に向かうんです。たとえば、先生の悪口とか、ご主人に対する愚痴とか。そんな様子を見て、これはもったいないと思ったんです。みんなこのエネルギーを良いことに使ったらいいのに!って。このパワーをもっと効果的に使ったら、日本はすごく良くなると思ったんです。

本来、何かができる人がいっぱいいる。みんなが力を出せる、そんな世界を実現したくて。
誰でも心を持っているから、その心のチカラを使うことは可能ですよね。だったら、主婦はちょうどいいなと思ったんです。主婦でもできる。それで、2人の子どもが中学生と高校生になった時にコーチングを知って起業したんです。

天使力®コーチング

──なぜ「天使力®コーチング」となったのでしょうか?

由香さん もともとやっていた塾の講師はインプットの仕事なんですね。子どもたちに、この世界にある正しさや知識や情報をインプットしていく。だから子どもたちが、今まで知らなかった世界を知って目を輝かせる!子どもたちの選択肢が増えていく感じです。
コーチングは逆で、その人が心の中に大切にしている世界観の中から、価値観や願い、大切にしていることが言葉になって出てきて、自分はこういう人だったんだ!と気づくし、自分の言葉をアウトプットして、世界に解き放つことで自分自身も開花していく。全く逆なんですよね。

そこにすごい感動しちゃってね。あちこちでコーチングってすごいよ、すごいよって言ったら、周りのみなさんが受けてくれたんです。その時はライフコーチで起業していたのですが、当時のビジネスパートナーに「稲垣さんの○○力は何ですか?」と聞かれて、ふと『天使力』っていうのが出てきたんです。
その言葉は、確かに私の中にあったものですが、出てくるまでは自分でも気がついていなかった言葉です。そして、それはやっぱり1人目の子どもを亡くした経験がすごく大きかったと思います。それで、天使力という言葉が出てきて、ビジネスパートナーが「これはすごいな」と言ってくださったのがきっかけとなって、ライフコーチから、天使力コーチになったんです。

つまり、大きな経験をしてから、20年の時を経て、生まれてきた言葉が『天使力』なんです。
天使力コーチングのスタートは「人は誰もが必ず誰かの天使としての力やメッセージをもともと持っていて、そして、心の奥には必ず願いがあるよね」というところ。そして「どんな状況でも、心が幸せをつくることができるんだよ」ということも大切にしています。原点は、「命の願い」と「心の力」。その2点で、その人が飛躍していくお手伝いがしたい、と思っています。

──由香さんにとって「天使」とは何ですか?

由香さん 私にとっての天使は「人」なんです。見えない天使ではなくて、目に見える天使。幸せのプロのことです。
初めての子は、多少見た目も障害児だとわかると聞かされていたので、会うまでの時間は、可愛いと思えなかったらどうしよう…と不安だったんです。正直な感情って意志とは関係なくぽこっと生まれてくるから。だけど実際に会ってみたら、見た目はほとんど普通の子だったので「可愛い!」と素直に思えたことはすごく幸せなことでした。

ただ、心臓や脳に障害があったので、呼吸が止まっちゃったり、心臓が何回も止まりかけたりしました。呼吸が止まるから心臓が止まるのか、心臓が止まるから呼吸が止まるのか、わからないんですけど。
そうすると、医師や看護師さんが心臓マッサージをしたり、空気を送り込んでくれたりするのですが、それでもなかなか復活しない時もあったんです。そんな時に「お母さん、もうダメかもしれません」って先生や看護師さんがおっしゃるような時でも、私が「頑張れ!」って声をかけるとね、息を吹き返すということが何回か続いたんです。

──母の力ですね。

由香さん 私がいない時でも「お母さんが来るから頑張って!」って看護師さんが声をかけてくれると、それで復活することがそのあとも何回かあったそうで、「不思議だね」って言われていました。
医学的には、不思議なことなんだと思うのです。ですけど、その様子を見た時に、お医者様とか看護師さんではどうもならないことでも、お母さんの声にはなんとか応えようとするんですよね。私にとって、この子が天使であるように、この子にとってもお母さんである私は天使なんだなと思ったのです。

実際、当時は罪悪感が心の中にありました。というのも、その子の身体を作ったのは私ですから。
だから、元気な身体で産んであげられなかったという、ごめんなさいという気持ちが99%ぐらい、ありがとうが1%ぐらいだったんです。一番初めの頃はね。

ところが、その子が何度も私の呼びかけで生き返るということは、私がこの子のことを天使だと思っているように、私のことを天使だと思ってくれているんだって、実感したんです。生き返ってくれるたびに、ごめんなさいが消えて、ありがとうが大きくなっていきました。

あと、誰とも比べないということが、幸せを感じるためにとても大切だなと思ったんです。もしも、この子がこの障害をもった身体の状態のまま、中学生まで生きたとしたら、よその人と比べることができるから「なんで自分だけこんな身体なの?」って思うかもしれない。
でもうちの子は保育器の中がすべての世界だったから、「お母さん大好き、お母さんがいてくれてうれしい。お母さんが天使!」と思ってそのまま亡くなったわけなんですよね。これってすごいことだなと思って。誰とも比べず、100%自分の命を生ききって、亡くなったわけなんです。

誰とも比べずに自分の人生を生きるとき、幸せを生きることができる。「誰もが誰かの天使」というのは、すごく大切にしている我が子からのメッセージなのです。
存在そのもの、生きてることが誰かの希望であり、存在そのものが誰かの天使。
また、一人ひとりが持つ、誰かを幸せにするチカラを発揮した時に、自分の命をまっとうするという意味で、幸せのプロとして誰かの天使なのです。誰もが誰かの天使という言葉にはその2つの意味があるのです。

The sky is the limit!

──由香さんの今の活動を通じて、どういう世界を創っていきたいですか?

由香さん パワースポットって世の中にいろいろありますよね。それは一人ひとり違うし、みんなにとって素晴らしい場所だと思うんですけど、一番の最強のパワースポットは、それぞれの「自分の心」だと思っているんです。ここが幸せを作っていくから。だから誰もがそう感じられるようになったら、世界中がパワースポットになるので、そこを目指したいですね。

あとは、コーチングをみんなができるようになったらいいなと思っています。そうしたら、大切なことを失ってしまう前に気がついて大事にすることができるし、もし失ったとしても実は「失ったのではなく与えられていたんだ」って気がつけるようになるから、絶対に幸せになれるんです。

みんなが自問自答によってセルフコーチングをできるようになった頃には、世界中がパワースポットになっていて、極論で言ったら、コーチングがいらなくなる世界。みんなが自分自身をコーチングができている、という状況になるといいですね。

──最後に、由香さんはコンセプトカラーが青だと思うのですが、由香さんにとっての、青のお話やエピソードがあれば聞かせていただけますか?

由香さん 私にとっての青はね、「空」なんですよ。青はもともと小さい頃から好きなんです。もうずーっと青が好き。特に「空」が好き。

空って無限でしょう。だから限界なく広がるので、そこが心の力とそっくりだなと思っているんです。
心の中に、みんなが本当に無限の空を持ってる。その力を使うことができたら、すごくいいなと思います。

大切にしている言葉が『The sky is the limit』

空がリミット。つまり限界はないってこと。空には限界がないから。

この言葉が大好きです。私はちょっとつらいなという時にも「上を見ればいい」といつも思ってるんです。そこには空があるから。
だから空の青さは、私にとっては元気のもと、エネルギーのもと。
たとえ今は雨が降っていて曇り空だったとしても、ほんの少しでも、空の青さが見えてくると、それだけですごい幸せなんです。

由香さん、素敵なお話をありがとうございました。

天使力コーチング合同会社
代表
稲垣 由香さん

30年前に子供を亡くしたことが人生の岐路となり、
そこから心について学び研究してきた。
身体が弱かったこともあって、幼い頃から、命の使い方にとても興味があった。
「身体が弱いからこそ、心のチカラが強い。だから、独自のコーチングを生み出すことができる」というビジネスパートナーの言葉は今でも宝物。
だからこそ、心と命にはこだわりがある。
セッションや個別相談の件数は、10,000件を超える。起業してコーチングをやっていく中で、ノウハウだけでは成果が出ないと痛感し、さらに心に対する勉強、研究、特に潜在意識の活用について学び続けている。
2014年 コーチングと出逢い、感動し、すぐにお試しセッションをスタート。
2016年 大好きだった塾の講師を辞めて、コーチとして独立起業。
2019年 コーチが増えてきたことを機に、法人設立。
2022年 より一年間で『願いを叶えるシリーズ』電子書籍を3冊出版し、いずれもベストセラーに。
セッションでは「見える世界が変わった!」と、感動して涙を流す人多数。
独自のコーチングを教え、その結果、いつの間にかコーチを30名以上輩出。
深いところでの共感、本人も気付いていない願いの言語化、原因と結果の法則で未来に打つべきを見抜く、潜在意識の解放を得意としている。

天使力コーチング
https://tenshi555.com/

Youtube
https://www.youtube.com/@tenshi555

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