七夕の世界を夏菓子に映し。七條甘春堂から今年も夏季限定羊羹『京羊羹 天の川』が登場。

慶応元年(1865年)から続く老舗京菓匠 株式会社 七條甘春堂(本社:京都府京都市東山区鍵屋町493 代表 木ノ下圭子)は、夏の夜空、七夕の天の川を和菓子で表現した、「京羊羹 天の川」を今年も販売いたします。

夏の夜、見上げた空にくっきりと浮かぶ天の川。夏特有の空気が、星々の輝きを一層際立たせます。七夕の物語にも登場するこの星の川は、古くから人々の心をとらえ、願いを託す存在として親しまれてきました。街の喧騒が和らぐ夜更け、涼やかな風に吹かれながら眺める天の川は、夏だけが許してくれる静けさと幻想をたたえています。「京羊羹 天の川」は、夏しか感じられないその一瞬の美しさを羊羹で表現しています。

七條甘春堂では、夏の定番商品として毎年お届けしております。
夏季限定商品となりますので、夏の夜風に揺れる願いとともに、ご賞味いただけますと幸いです。

堂主のこだわりが生んだ幻想的な羊羹

「京羊羹 天の川」は、小倉羹・白色の味甚羹・青色と赤色の琥珀羹を斜めの層にして作った和菓子となります。茶色い小倉羹を大地に見立て、その上に白色の味甚羹、さらに濃い青や赤で色づけした琥珀羹を重ね、複雑で神秘的な夏の夜空を表現しています。また、銀箔の星を散りばめ、揺らめく星屑をイメージした七夕の世界を描いております。

販売を開始したのは、今からおよそ30年前の夏のことです。当時、『新しい夏の和菓子を作ってほしい』という社内の要望から、先代堂主が開発に着手したのが始まりでした。そこでテーマに選んだのは、京都では平安時代から親しまれている『七夕』。その中でも空を見上げた時に映る天の川を羊羹で表現すべく開発を進めました。完成した「京羊羹 天の川」は、先代堂主のイメージが表現され、ひと際目を引く青が印象的で美しい羊羹となりました。しかし、当時、青い和菓子は、なかなかお客様からは受け入れられず、売れ残りが相次ぎ、社内からは販売中止の声が強まっていました。それでも、先代堂主は自分の感性を信じて販売を続けましたが、それもとうとう限界に達し、作るのを止める決断をします。しかし、販売最後と決めていた年の夏、海外の方が投稿した写真がきっかけで、SNSで「京羊羹 天の川」が大きな話題となりました。その結果、多くのご注文をいただくようになり、今では七條甘春堂の夏の定番商品として、毎年ご好評いただいております。

■商品名
京羊羹 天の川
■内容量
1棹:200g
半箱:100g
■価格
1棹:1,512円
半箱: 810円
■日持ち
25日
■特定原材料
なし
※期間・数量限定につき、商品が完売しだい販売を終了いたします。

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この記事を書いた人

THE Blue Spirits 主宰
青の総合プロデューサー
BLUE Spirits Media 運営

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