世界難民デーにおける日本でのブルーライトアップ

6月20日は国連が定める「世界難民の日」でした。
世界で故郷を追われた人々は増え続け、その数は1億人を超えています。
ウクライナ危機、トルコ・シリア大地震、スーダンでの紛争など、世界各地で難民や国内避難民、無国籍者が直面する困難は続いています。

この日、日本でも多くの場所で特別なブルーのライトアップが行われ、日本から社会全体での難民支援を広めるために、全国各地のランドマークがUNHCRブルーに染まりました。

目次

UNHCRブルーとは?

UNHCRブルーは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のシンボルカラーであり、難民支援や啓発活動において広く使用される色です。この色は、希望、平和、連帯の象徴として、難民の困難な状況を認識し、支援の重要性を訴えるために利用されています。

UNHCRブルーの意味と役割

希望の象徴
UNHCRブルーは、難民に対する希望と未来への期待を表しています。この色を使用することで、難民が直面する困難な状況に対する希望と支援を示します。

平和の象徴
ブルーは、平和と安定の象徴でもあります。UNHCRブルーは、戦争や迫害から逃れてきた難民が、安全と平和を求める姿を象徴しています。

連帯の象徴
この色は、国際社会が一丸となって難民を支援する連帯の象徴でもあります。UNHCRブルーを使うことで、国際社会が共に協力し、難民問題に取り組む姿勢を示します。

UNHCRブルーのライトアップ
世界難民デーやその他の特別な日に、世界中のランドマークや建物がUNHCRブルーにライトアップされます。これにより、難民支援のメッセージが広く発信され、一般市民の意識を高めることができます。

UNHCRブルーは、難民支援の象徴として、希望、平和、連帯のメッセージを伝える重要な色です。この色を通じて、国際社会が一丸となって難民問題に取り組む姿勢を示し、より多くの人々が難民支援の必要性を理解し、行動を起こすきっかけとなることを目指しているそうです。

ブルーライトアップ実施場所

東京スカイツリー
札幌市時計台
NTTドコモ代々木ビル

東京都庁のブルーライトアップ

東京都庁は、普段からプロジェクションマッピングをやっているので、多くの人が都民広場に集まっていました。
世界難民デーのその日は、プロジェクションマッピング以外の時間がずっとブルーのライトアップで彩られていました。

ブルーライトアップの意義

ライトアップは、視覚的に強い印象を与える手段として、難民の困難な状況についての意識を高める効果があります。日本各地で行われるライトアップイベントは、単なる照明の美しさを超えて、以下のような重要なメッセージを伝えています。

  1. 難民支援への連帯
    ライトアップは、国際社会が一丸となって難民を支援する姿勢を示す重要な手段です。日本国内でのライトアップは、世界各国と連携して難民問題に取り組む姿勢を象徴しています。
  2. 社会的認識の向上
    視覚的なイベントを通じて、多くの人々が難民の置かれた状況について考えるきっかけとなります。普段、難民問題に直接関わることの少ない一般市民にも、この問題に対する関心と理解を深める機会を提供します。
  3. メッセージの普及
    ライトアップされた建物やランドマークは、SNSやメディアを通じて広く拡散され、多くの人々にメッセージが届きます。これにより、難民支援の重要性が広く認知されるようになります。

世界難民デーにおける日本でのライトアップは、難民問題に対する意識を高め、国際的な連帯を示す重要なイベントです。東京都庁をはじめとする多くの場所で行われるブルーライトアップ。インバウンドの方もかなり多くいましたので、そういう意味でも、日本でもブルーのライトアップをする意味はとてもあるのかなと思いました。

まずは知ること。意識すること。広めること。今自分ができることがあれば支援すること。
このブルーのライトアップを見ることで、何かのきっかけになったらいいなと思います。
世界が少しでも良くなるために。

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